03年 Team Pescador 伊豆半島釣行

03/11/22(土)〜24(月)

 

信州大学の某サークルから誕生した、釣りバカ集団「Team Pescador」。
私がこのメンバーと釣りをするようになったのは3年前。
この集団の師匠ことミッチー君と釣りに行ったのがきっかけである。

Team Pescadorでは、毎年秋から冬にかけて、伊豆メッキツアーを慣行している。
私がこのツアーに初めて参加したのは2年前の2001年。
そのときは松崎でカスミアジを釣った(2001年釣行記参照)。

去年はいろいろ忙しく、このツアーに参加できなかった。
今年こそは参加したく、ずっと楽しみにしていたのだ。

 

前日の金曜日は9時過ぎまで仕事。その後同僚と飲み。
家に帰宅したのは午前0時過ぎだった。

それでも土曜日は5:30に気合で起床。
いろいろ準備をして、6:30過ぎに家を出発。

品川から7:50発の熱海行きの東海道線に乗る。小田原あたりまで爆睡。
熱海に9:31に到着後、9:35発の伊豆急線直通の伊東線に乗り換え、伊豆急下田へ向かう。

途中、イデッチ君からメール。

「谷さんがメッキを二匹上げました」

う〜…、早く行きてぇ。

しかし電車は停車を繰り返しながら、のんびり走る。
東伊豆海岸の絶景や、遠くの伊豆大島を車窓で眺めながら、11:30ごろ下田に到着した。

ここで「南の釣り人」ことイデッチ君と合流。
メールやBBSでは結構やりとりしていたが、意外にも、彼とは初対面。

その後港へ。T.Pescadorのボス・谷さんとその連れのO田さん、M井さんが釣りをしていた。

到着早々、目の前で谷さんがヒットさせる!

表層のただ引きのルアーにメッキが下からワラワラと沸いて追ってきている…。


なんじゃこれは…。

さっそくルアーをセットし、キャスト。
するとやっぱり、10〜15cmぐらいのメッキが集団でチェイス。
すげ-熱くなる。

橋の上からメタルジグを落としこんでいたイデッチ君にヒット。

そこで私も、橋の上からミノーをおとし、水面をチョンチョンやる作戦に出た。

すると下からメッキの群れが沸いてきて、勝手にフックにかかってくれた。

まずは1匹。


(撮影:谷さん)

なかなか幸先がいい。

その後谷さん達は別行動。
私はイデッチ君と共に、メッキを狙ってラン&ガンをすることにした。


次に行ったのはA川。メッキの実績がかなりある場所。
キャストを繰り返しながら歩く。


メタルジグを遠投し、テロテロひいていると、ズシンと重くなった。
なんかビニール袋が掛った感じ。
しかし微妙に小刻みな振動がある。何だ?

上がったのはこれでした。

大きさは約20cm。
後で調べると、背中の模様から、どうやらトラフグのようだ。
若魚は内湾に結構入っているらしい。

その後イデッチ君にメッキがヒット。20cmの良型。
私にもヒットしたが、バラシてしまった。
チェイスは結構あったものの、メッキは結局釣れず。

その後、西伊豆のM港へ。しかし到着時にはすでに暗く、早々に撤退。

夜、キャンプ地のU港でタチウオを狙う。
バイブレーションの中層引きを繰り返してみるが、全く反応なし。

谷さん達とU港からちょっとはずれた堤防でアオリイカも狙ってみるが、釣れなかった。

メッキの刺身と名物・シメサバをつまみに、ビールをちょっと飲んで就寝。

 

2日目朝。

U港内で、タチウオ・カマス狙い。
暗い内はタチウオ狙いでバイブレーションを遠投。しかしアタリなし。
明るくなり始めてからはカマス狙いにチェンジ。7gメタルジグを投げて探る。
しかしこれも全く反応なし。
しかも沈めすぎて根がかりし、2個のメタルジグを失ってしまう。

回遊系の魚はあきらめ、テトラ際で根魚を狙うことにした。
グラスミノーSをつけ、テトラの穴を一つ一つ探る。
すると時々、プルルッとしたアタリがある。おそらくアナハゼ。
しかし釣れないよりはまし。
そこで小物釣り師の本領発揮! さらにテトラ際をねちっこく攻めていく。

そしてテトラと堤防の間のわずかな隙間にルアーを落としたとき…

 

竿先がひん曲がった!

重い!

そしてゴゴゴッという振動!

上がったのはこの魚。


(撮影:イデッチ君)

(ちょっとアップ)
25.5cmのムラソイでした。

このサイズのムラソイはなかなか出ないだろう。
根魚大好き人間の私にとっては最高の魚でした。

 

朝食後、イデッチ君と共にU港より南の西伊豆海岸の港をラン&ガン。

狙うはアオリイカ。日中エギングに挑戦だ!

…と言いつつ、最初の港では、グラスミノーを結んでしまう私…。
だって根魚釣れそうなんだもん。

そしてねらい通り、ブロックの隙間に落として釣ったカサゴ。
12cmぐらい。

やっぱり根魚はいいね。

 

次の港では、エギングに挑戦。しかしすぐに根がかりでエギをロスト。
すぐにやる気なくなり、やっぱり根魚狙いに変更。でもここでは釣れず。

昼食後、南伊豆町内の温泉へ。公衆浴場「みなとの湯」をめざす。
「みなとの湯」の駐車場は、浴場から離れたところにある。

駐車場にあった案内板の地図をもとに徒歩で浴場へ…。
しかし、ついたところは民宿。
んん? これは公衆浴場か?
でも日帰り入浴もしているみたいなので、とりあえず入ることに。
料金は公衆浴場より高い600円。
でも掃除したての一番風呂に入ることができたからまあいいか。

後でみたら、駐車場のすぐ近くに公衆浴場を発見…。
2人して気付かないとは…。

温泉でさっぱりした後、A川でメッキング。
チェイスはあったものの、乗せられず。

 

 

その後下田へ。夕マズメのメッキ狙い。


しばらくすると、イデッチ君が20cmのメッキを連続して2匹上げた。

そこからフィーバータイムスタート!

私が24cm、22cmのメッキを連続してあげる。

すると次にイデッチ君がヒット!

そばにいた小学生達が「すげぇー」と言いながらイデッチ君の所へ。

そして今度は再び私にヒット。24cmを上げる。

小学生達は今度は私のところへ。魚が釣れる度に、私とイデッチ君との間を行ったり来たり。

いやあ、愉快、愉快。

夕マズメの30分ぐらいで、1人3匹、合計6匹の釣果。

しかし、この写真を撮った後、変なオヤジにからまれる。
このオヤジ、我々が釣った魚を馬鹿にした挙句、延々と自己中な話を繰り返えす。
ひとのいいイデッチ君と私はなかなか逃げられず…。

メッキの写真を撮ってそのままだった。
予想通り、野良猫にメッキを一匹取られてしまう。
しかし、それを理由に、我々は猫を追っかけるふりをしてオヤジから脱出!
猫のおかげで、ある意味救われた…。

夜、キャンプ地U港で谷さん達と合流。
アオリイカをずっと狙っていたらしいが、結局小型サイズが一匹だけだったとのこと。
その後、谷さんとM井さんは、再びアオリイカを狙って夜の海へ…。

キャンプ地ではO田さんとT口さんが、ビーフシチューを作ってくれていた。
これが絶品!
しかもかなり体が温まる。

そして夜中、ムラソイ・メッキ・アオリイカの刺身をつまみにテントで飲み。
やっぱり絶品である。
私の同級生のN嶋氏、そして谷さんの友人Sさんも到着し、2時半ごろまで宴。

 

3日目朝。


3時間ほどの睡眠後、私1人でU港堤防へ。
6:00ごろから、カマス狙いでメタルジグを投げる。

巻いて・落としてを繰り返しながら探る。

するとコツンと魚信! …が、すぐにはずれる。

しかし何かいる。何だ?

そこでもう1度キャスト。

すると竿がググンと曲がった。ヒット!

かなり遠くで掛ったので、結構魚が走る。なかなかの引きだ。

カマスはあの細長い魚体でこんなに引くのか…と思いつつ、やりとり。

上がったのはメッキだった。22cm。


(隣で釣ってたエギンガーの親切なお兄さんに撮ってもらいました。
 しかし前日の酒と寝不足で、顔がむくんでいます…。)

この時期、メッキは河口に行ってるものだと思っていたが、港内にもまだいるんだな。
結局、今回もカマスは釣れなかったが、まあ満足。

朝食のパンをかじった後、N嶋氏と再び堤防へ。
しかしものすごい強風で釣りにならず。
久々に釣りモードに入っているN嶋氏とは対照的に、私は早々にあきらめ。

その後松崎町へ。町内の商店街を散策。
名物パン屋やさつま揚げ屋をはしご。どれも美味い。
今まで松崎では釣りしかしてなかったが、こんな店があったのか。新発見。

そして昼食は町内の寿司屋。ここの大将がまた、職人気質だが温かみのあるいい人。
松崎の地物の魚を堪能。特にアジは絶品だった。

昼食後、谷さんとM井さんは残ってメッキング。その後谷さんが一匹釣ったらしい。さすがである。

私はO田さんの車に乗せてもらい、修善寺温泉へ。
温泉に入った後、修善寺駅まで連れて行ってもらい、電車で三島経由で東京へ帰った。

三日間、フルに遊びまくりました。
アオリイカは渋かったものの、メッキがたくさん釣れてよかった。
伊豆ではいままで、ボウズこそ無かったものの、こんなに釣れたのは始めてかも。
大満足の伊豆釣り旅行でした。

2003年11月釣行記へ

「釣」のページのトップへ