釣果:ムラソイ2匹(手ジャー20cm・24cm)ルアー:グラスミノーM
釣行記:
そういえば、北海道に行ったことがないなぁ…。
山口から帰ってきて、ふと、そんなことを考えた。
北海道。
雄大な自然に、おいしい食べ物。
しかし釣り人にとって魅力的なのは当然、魚。
海にはでっかい根魚がいるし、川はトラウトの宝庫。
それを思うと、むしょうに北海道に行きたくなった。
非常勤講師は夏休み、仕事がない。
そのぶん、ふつうの人より収入は少ないが、とにかく時間だけはある。
釣りだけでなく、北海道での戊辰戦争や開拓の歴史の史跡を回るのも悪くない。
8月2日早朝。
18切符をもって東京を飛び出してしまった。
鈍行でのんびり移動し、北海道・函館に翌日の3日に到着。
3日夜・4日は函館市内を観光。
五稜郭や、明治・大正の洋風建築が並ぶ元町などを散策。
そして夕方。
まずは住吉漁港に行ってみた。
テトラがたくさん並んでいるので、穴釣りを試みた。
しかし、何も反応なし。
そして夜。
こんどは函館駅裏の埠頭に行ってみた。
釣り人が何人かいて、電気ウキが並んでいる。
とりあえずヘチ際にワームを落としてみようと思い、タックルをセット。
「釣れますか」
若いにーちゃんが話しかけてきた。
彼の手には魚の入ったビニール袋。
中を見せてもらうと、小さいサンマがたくさん入っていた。
「いま、この小さいのが、いっぱい港に入ってますよ」
そう言えば、昼間港で、青い細長い魚が泳いでるのが見えたが、やはりサンマか。
「でも、今の時期はやっぱりイカですね。いまはここではみんなイカ釣り。あ、ほら、そこにもいますね。」
なるほど、白い影が海中をチラッと横切るのが見える。
どうやら、電気ウキの釣り人はみんな魚餌を使ったイカ狙いのようだ。
こんなことなら、餌木も用意すれば良かった…。
この青年に根魚のことも聞いてみると、ここらには20〜30cmのソイは普通にいるとのこと。
それを聞いてやる気が出てきた。
しばらくこのにーちゃんと話をした後、釣り開始。
最初はグラスミノーSを使ったが、反応なし。
アピールが弱いのかなと思い、Mサイズに変更。
ジグヘッドも3.5gに変え、ヘチ際を探る。
するといきなり、最初の魚信。
しかし、グラスミノーの尻尾を食いちぎられた。フグかな。
ワームをセットしなおし、再び落としこむ。
しばらくすると、アタリ!
ククククッと根魚独特の引きを味わいながら、北海道第1号魚をゲット。
関東でもおなじみのムラソイでした。
大きさは20cm程度。
北海道ではハチガラと呼ぶらしい。
続いてワームをキャストし、カーブフォールで探ってみた。
すると、またヒット!
しかし今度の魚はなかなか上がらない。
5ポンドラインが不安になるほど引っ張られる。
でかいぞ! 夢の30cmの根魚か?
釣れたのは24cmのムラソイ。
ぜんぜん30cmも無かったが、重く、パワフルな引きだった。
30cmあったら、どんな引きをするんだ?
昼間観光で函館市内を歩き回っていたので、疲れきっていた。
時間的にはまだ釣りをすることもできたが、体力を考えてこの2匹で終了。
旅行ではこの後日、小樽・苫小牧・室蘭などの港湾都市を廻った。
しかし、駅から釣りのできる港まで距離があったので、結局釣りはしなかった。
北海道での釣りは、函館のみになってしまった。
またクロソイやアイナメ、カジカなども釣ってみたかったが、結局ムラソイだけとなった。
でも函館で釣ったムラソイは、なかなか楽しませてくれたので、けっこう満足です。
釣り以外の旅行記については、別のページを設けてまた書こうと思います。
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