7月31日(日)(稚内〜礼文島・スコトン岬、ゴロタ岬)

朝は5:00に起床。
同じ休憩室に泊まっていた人は、すでにいなくなっていた。

前日にスーパーで買ったパンをかじった後、
駅舎を後にして、フェリー乗り場に向かった。
今日は礼文島へ向かうのだ。

噂ではこの時期、結構人が混むと聞いていたので、早めにフェリー乗り場に行った。
しかし、フェリー乗り場にはそれほど人はいない。
何だ、たいしたこと無いじゃないか…。

ガラガラのフェリーに余裕を持って乗船。
2等客室のカーペットで足を伸ばして、くつろぎながら窓の外を見ていた。

しかし…

出船20分前になって、港に観光バスが続々到着…。
そして旅行会社のバッチをつけたツアー客がぞろぞろと乗り込んでくる。
私はあっという間に、ツアー客の年配の方々に取り囲まれてしまった。
んん、ちょっと居づらい…

6:20出航。
これから2時間の船旅である。

稚内港6:20 → 香深港(礼文島)8:15 (東日本海フェリー)

稚内港を後にする。 だんだん町並みが小さくなっていく。

しばらくデッキで海を眺めていたが、寒くなってきたので船の中に戻った。
じゅうたんで横になってしばし休憩。

出航から2時間後、ようやく礼文島が見えてきた。
しかし、天気は小雨模様で、あまり思わしくない…。


港では地元の民宿やユースホステルの人々が、旗を振ったりして熱烈に歓迎していた。

船を出ると、我々とは入れ替わりで、礼文島を出る人が乗り込んでいった。


それにしてもこの港、歓迎だけでなく見送りの様子もかなりすごい。
民宿の人々が歌や紙テープで島を離れる観光客を見送っている。
また、島のユースホステルの皆さんは歌って踊ってのパフォーマンス。
船に乗っている客も、デッキに出て一緒に手拍子をしながら歌っている。
これが礼文島の香深港の、朝の名物風景だそうだ。
(ヤフーで「桃岩荘 見送り」と入れて検索すると、この様子は出てきます)

さて、これから礼文島内をめぐっていくのだが、その交通手段はレンタバイクを選択した。
港のすぐ前の民宿で、1時間1000円、5時間以上は5000円で原付を貸してくれる。
半日は借りておきたいので、5000円を支払って原付を借りて出発。
まだ雨が結構降っていたので、カッパを着て速度を落として走り出した。

まずは一番北のスコトン岬を目指す。
走っていると北側の路面は結構乾いていた。
こっち側は雨は降っていなかったようだ。

海岸沿いの道。 今日1日の相棒の原付と(なんか赤ヘルが微妙だ…)。

車はほとんど走っておらず、とても気持よく走れる。
ちょっと高いところに差し掛かると.…、


見える景色がまたすごい。
どこまでも広がる草原の山々。
本州だと2000m以上の場所に行かないと見えないような光景が、海岸のすぐ近くに広がっている。
上の写真は、スコトン岬に行くまでに見えた景色。

香深港から原付で進むこと27km、約1時間ほどで最北端・スコトン岬に到着。

後ろに見えるのはトド島。 宗谷岬より少しだけ緯度が低いらしい。
だから最北端ではなく、最北限。
礼文島の名物は利尻昆布で育ったウニ。
これはスコトン岬の売店で売っていたウニ軍艦巻き。
3カンで1000円と、ちょっと高かったが味は格別。

宗谷岬は道のカーブの真ん中にあるので、あんまり岬という感じがしないのだが、
このスコトン岬はこれ以上進めない道の終点にある。
最北端ではないが、宗谷岬に到達したときよりも「最果てに来た!」という達成感が高かった。


スコトン岬を後にして、近くのゴロタ岬へ行ってみる。
ここは徒歩でしか到達できない岬。
入り口に原付を置いて、尾根沿いを歩く。

尾根伝いに歩いていく。 崖の横も通る。
眼下には透明度の高い真っ青な海。
落ちたら確実に…

「花の島」とも呼ばれる礼文、道沿いには多くの高山植物が咲いている。

高山植物の知識0で行ったので、
 花の名前もわからぬまま、とりあえず写真に撮ってしまいました。


後日、HPを見た方から、親切にメールで教えていただきました。

左上:ナデシコ科 タカネナデシコ 
(orカワラナデシコ)
右上:キク科 エゾノコギリソウ
左下:キキョウ科 モイワシャジン 
(orツリガネニンジン)

ありがとうございました。

600mほどの急坂の山道を歩いて、ゴロタ岬に到着。
距離的にはたいしたことないのだが、結構汗だくになってしまいました。

しかし、そこから広がる眺めは、もう最高です。

疲労の姿…。 柵の向こうは崖。
ゴロタ岬北側から見たスコトン岬とトド島。 ゴロタ岬の南側からみた光景。

しばらく景色を見ながら、風に当たってボーっとたたずんだ。
何も考えず、どこまでも広がる景色をただ眺める…。
なかなかいいもんです。




ゴロタ岬でしばらくたたずんだ後、来た道を戻り、原付を止めた場所へ戻った。
そして鍵穴にキーを挿そうとしたのだが…。

・・・。

なんと、鍵穴に下りたシャッターが上がらない…。

この原付、盗難防止のために鍵穴にシャッターを下ろすことができる。
しかし、そのシャッターの解除方法がわからないのだ…

いろいろガチャガチャいじってみるが、シャッターは全く動かない。

どうしよう…
このままでは30kmの道のりを手押しで戻らなければならない。
ピンチである。

さて、この続きは後半で。



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